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桜華「ありがとうございます、皆さんにも伝えて下さい。」
辻風「御意。」
文字通り消えた辻風。屯所に着くと忍が集まっていた。
桜華「一、月夜を宜しくお願いします。準備が出来たら忍が迎えに行くと伝えて下さい。」
「壱琉様、お早くお願いします。」
控え目に言う忍。主に言うなど心情的にも複雑なのだろう。
忍に囲まれて進む桜華を見て自分達と世界違う名家の人間だと思ってしまう。
‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡
辻風「風呂は出来ております。女忍を用意してありますので身を任せて下さい。」
そう言って廊下の前にいる忍に言った。
辻風「守れ。
それでは、私は待機しております。」
開けられた戸を進む桜華。中には桜班の女忍が5人待機していた。
『身をお清め下さい。水は清水と呼ばれる清らかな物を用意させていただきましたのでご安心を。』
5人同時に同じことを同じタイミングで言う女忍。
桜華「分かりました。」
風呂の中に入ると…。
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