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『な!?』
華桜「まだやるだろ?」
左手に持った竹刀を左肩に乗せ、得意げに笑う華桜。
道場の呻いてた平隊士も華桜を見る。
総司「アハハハハ!最高です!
まだまだやりますよ!」
『(総司(隊長)が壊れた…。)』
―バキッ、メキッ
竹刀がぶつかり合い、有り得ない音が響く。
新八「どう言う事だよ…。
マジな…壊れた総司に笑って勝てるなんて…。」
自分より強い相手に会えた時に起こる総司の殺人衝動。
ただ、強い奴に勝ちたいのだ。
―バキッ、ボキッ
華桜「折れた。」
剣先を拾った華桜。
総司「…真剣でやりませんか?」
新八「総司!止めろ!!
死んじまう!」
真剣でやりたいけどな…、桜華の身体を傷つけたくない。絶対に。
華桜「木刀で。総司…さんを殺したくない。
新選組を守る為に振るう刀で新選組を傷つけたくない。」
俺もそう思う。桜華の大切な居場所何だから。
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