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山南「山南と言えば大丈夫だと思います。」
女の子はバタバタと奥に行くとまた、バタバタと帰って来た。
?「花…里さ…んが、お…待ち…してます。…ご案…内…します。」
息切れが凄い女の子に山南と桜華は微笑んでいた。
桜華「ゆっくりと深呼吸して下さい。」
優しく言う桜華に顔を赤くする女の子。
?「あ、ありがとうございます!
わ、私。薫って言います。花里さんはこちらです。」
意気揚々歩き出した薫を見て山南だけが笑っていた。
薫「山南さんをお連れしました。」
障子を挟んでも香るいい香り。
―スパンッ
花里「山南さん!」
勢い良く障子が開き、女の人は山南に抱き付いた。
山南「こらこら。じゃじゃ馬は卒業したんだから。」
そう言う山南の顔は何時もより優しく、幸せそうな笑顔だ。
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