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花里「はい。お待ちしております。」
上品に言った花里に見とれてしまった桜華。
そんな桜華を見て肩を落とした薫。
山南「今度も桜華君と来るよ。
薫ちゃん、花里をよろしくね。」
薫「あ、はい。」
桜華と山南は店を出て行った。
花里「薫ちゃん。」
2人が見えなくなるまで見送っていた花里は障子を閉め、湯飲みを片付けていた薫に話しかっけた。
薫「…はい。」
花里「桜華さんは私に惚れてなんていないわよ。
気になるなら今度、聞いてみなさい。」
その事に頷くだけの薫は早々と花里の部屋を出た。
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