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恋歌がそうなるのも無理は無い。
男は"現代"ではあり得ない格好をしていた。
真っ黒な服に身を包み、顔は目元しか見えない。
そう.."忍者"という言葉が相応しい格好をしていたのだ。
(なに..この人...いい大人がコスプレって...)
そんな事を考えていると、いきなり手首に激痛が走る。
「い"っ!?!」
反射的に自分の手首を見てみると縄でグルグル巻きにされていた。
いつの間に!!
「!?ちょっ…何すんの?!」
男を睨みながら言うと男は平然に「何もできんくする為や」と言った。
「しっかしこの俺から逃げられるとか本気で思ったんかぁ?オマエさんホンマにアホやなぁ」
男はクスクスと笑う
悪かったなアホで!!
でも残念ながらウチはどっちかっつーとバカの方がちけぇんだよ!!!
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