第二章*幕末を生きた男達

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恋歌がそうなるのも無理は無い。 男は"現代"ではあり得ない格好をしていた。 真っ黒な服に身を包み、顔は目元しか見えない。 そう.."忍者"という言葉が相応しい格好をしていたのだ。 (なに..この人...いい大人がコスプレって...) そんな事を考えていると、いきなり手首に激痛が走る。 「い"っ!?!」 反射的に自分の手首を見てみると縄でグルグル巻きにされていた。 いつの間に!! 「!?ちょっ…何すんの?!」 男を睨みながら言うと男は平然に「何もできんくする為や」と言った。 「しっかしこの俺から逃げられるとか本気で思ったんかぁ?オマエさんホンマにアホやなぁ」 男はクスクスと笑う 悪かったなアホで!! でも残念ながらウチはどっちかっつーとバカの方がちけぇんだよ!!!
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