第二章*幕末を生きた男達

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────── ──── ── 「....ン..ッ?!」 私は腹の痛みで起きた。 「~ッ!イッタァ……っ!?ここは…」 今までの事を思いだし私は先程の黒服の男(山崎)の事を思い出していた。 「あのヤロォ~ッ!!……てかここどこ?‥」 とりあえず辺りを見回してみる。 (…真っ暗) 辺りは一面真っ暗だった。 お陰で何も見えない… だがしばらくして目が慣れてきた。…そして自分の侵されている現実をしる 暗い…倉庫みたいな場所の一スペースの牢の中 (誘拐…?いや‥無いな…私誘拐しても意味無いしね…) 自分でも驚く程冷静だった。 何故かなんてわからない。 「…あれっ?起きましたか?」 (…ッ?!) …甘い声がしてバッと振り返ると優しそうなイケメンが牢の外から私を見てニコニコ笑いながら立っていた。 「うわぁ…めちゃイケメン///」 思わず声に出してしまった。 まるで絵から出てきた様な王子さまだったから… でも私の言ったことに男は首を傾げた。 「いけ‥め…ん??」 …?イケメンをしらない?? 自分的には好都合だが知らないと言うことに違和感を覚えた。 「……ここはどこですか?」 イケメンでも警戒心は抜けない。 …いや一瞬抜いちゃったけど… 私は警戒心丸出しの声で言うと男は牢を開けた。 「詳しい事は後で話しますよ…とりあえずついて来て下さいね??」 ニコリと男に微笑まれる。 「//…わかりました」 恋歌は(男の笑顔にやられ)素直に答えた。 歩き出す男について行く私… 歩く度に腹はジクジクと痛み、手首も縄で固定された跡があって痛い。 …一体私はどうなるんだろう……?
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