第二章*幕末を生きた男達

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「じゃあ貴方の名前教えて下さい♪」 男は甘い…甘えるよう声で質問をして来た。 あうぅ///…ぶっちゃけいうと今すぐにでも言いたい!! けど…状況が状況だ。 正直、答えて良いのか解らなかった。 もし名前を教えたら誘拐犯は自分の個人情報を探しだして身代金とかを要求してきたりするんじゃ…と変な想像をしてしまったからだ。 男はちょっと困ったように笑う。 「…なんか猫に似てますねぇ~警戒心丸出しですし…」 (…誰だって警戒しますよ…つか猫って…) 悪い人には見えないけど… 「…和月 恋歌です」 恋歌は諦めた様に苦笑いをした。 きっと悪い人じゃないよね…? 「可愛い名前ですねぇ!私の名前は沖田 総司─おきた そうじ─といいます!!仲良くしてくださいね」 ニコッと笑いながらいう沖田…さんに私は苦笑いしかできない 仲良くしてって…無理です…
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