第二章*幕末を生きた男達

13/57
前へ
/564ページ
次へ
その後、話をしている途中に沖田さんに「着きましたよ」と言われたから話は中断された。 最初はかなり警戒していたがいつの間にか警戒心なんて何処かへいってしまったらしい。 部屋に着くまでに沖田さんとはかなり打ち解けていた。 …だがそれは沖田も同じだった。 最初、自分を信用させてイロイロ聞き出そうとした。 暴れようとすれば普通に斬ろうとも思っていた。 …だがこのたった少しの時間に敵かも知れない恋歌といつの間にか打ち解けてしまったのだ (…不思議な子ですねぇ) そんな事を思いながら恋歌をジッと見ると目があい、ニッと微笑まれた。
/564ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3612人が本棚に入れています
本棚に追加