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「ねぇどうしたの?今日ずっとそんな感じじゃん…」
友人は心配そうに恋歌を見る。
「…何でもないよ~♪メチャ眠たい事を除いては」
にゃははっと言いながら恋歌は歯を見せてニカッと笑った。
「…航くんとなんかあった?」
ドクン....
─航─
その言葉に反応してしまった。
「...なんで?」
そう聞くと友人はまたため息をつき恋歌を見る。
「あんたねぇ…分かるに決まってるでしょ?何年友達やってると思ってんの?それにいつも私の事ほったらがしてイチャイチャしながら帰るくせに私と帰ってるとか…一目瞭然だっつーの!!」
それを聞いて恋歌は俯いた。
ヤバい…
今ここでは…!
恋「…ゴメン…今日ちょっと…寄るとこあるから先…帰ってて…」
そう言うなり、恋歌は俯いたまま走り出した。
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