第二章*幕末を生きた男達

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山崎の言葉に目を丸くしていた沖田だったが暫くしてからニヤリと笑った。 沖「山崎さんがそんなこというなんて珍しいですねぇ♪ひょっとして…和月さんの事気に入っちゃいましたぁ?!でもダメですよ?もう私が気に入っちゃいましたから♪」 いや「気に入っちゃいましたから♪」って…誰かなんでもいいから突っ込んでよ!!((泣 恋歌はアハハ...と苦笑いした。 山「(沖田無視)…最近、人手が足りんくって困っとるんですわ…俺が和月さんを推薦した理由は"足の速さ"と"的当て"と"気配"の事や…」 その言葉に近藤は「どういう事だい?」と聞く。 山「和月さんは初めて会った時、俺の気配に気付いたんや…さっき真上に居った時も気付いとったんやろ?」 山崎の言葉で一同は恋歌に視線を戻した。 再び恋歌に緊張が走る。 恋「…なんとなく分かりました。…本当にいるかは分かりませんでしたケド;;」 山崎は新選組一の天才監察方…気配を消すのは完璧だ。 なのに恋歌はその気配に気付いた。 山「気配に気付けるならば気配を消す事を教えるのは簡単な事や…それと的当てが得意なら苦無も出来る様になるやろし…それに脚も速い。」 そこまで言うと山崎はもう一度近藤の方に向き直る。 山「多少時間はかかるかも知れんけど良い監察になります。…どうでしょか?」
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