第二章*幕末を生きた男達

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近「山崎くんがここまで言うんだ。良いではないか!!」 近藤はそう言いながら山南に優しく微笑みかけた。 山南は近藤の顔を見て「近藤さんがおっしゃるならば…」と言った。 どうやら恋歌は監察方になったらしい。(勝手に) 沖「でも土方さんにはどう言うんですか?」 沖田の言葉に空気は重くなる。 山「確かに…土方くんが許すとは思いませんねぇ…」 山南は苦笑いしながら言う。 近「うむ…歳はなぁ…」 近藤は腕をくみ眉間に皺を寄せた。 沖「じゃあ脅すのはどうですか…?」 沖田は妖しい笑みをうかべながら懐から何かの本を取り出した。 恋(…あれ?なぁんか見たことある様な…無いような…) 恋歌は目を細めてその本を見た。
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