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トレペに鉛筆と定規でゴリゴリと描いていた時代です。
図面の青焼きも一枚づつで大変です。
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<説明>:長いので知っている人は飛ばしてください
「トレペ」とは「トレーシングペーパー」の略で、半透明の紙です。
建築業者などに図面を渡すときは、トレペに描いた図面(原図)から「青焼き」をして渡します。
(一般的なコピー機も当時からありましたが、青焼きの方がだいぶ安いので)
原図の下に、専用の感光紙を敷き、上から光を当てて図面を写したものを「青焼き」と言います。
トレペは半透明なので、線(鉛筆の粉)のある部分とない部分で光の当り方が変るため、光の強く当った所は薄い色に、光が弱く当った所は濃い色になり、図面を写すことが出来るのです。
この色が青い色なので、「青焼き」と言います。
つまり・・・
『トレペに光を遮る物があると、青焼きには色が着く』
ということになります。
(説明長くて長くてすみません)
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大事な寸法を間違えれば描直しなんてこともあって、慎重に線を引かなければなりません。
机でコーヒーを飲むなんてもってのほかです。
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