新入社員時代ー1

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トレペに鉛筆と定規でゴリゴリと描いていた時代です。 図面の青焼きも一枚づつで大変です。 ――――――――――――――― <説明>:長いので知っている人は飛ばしてください 「トレペ」とは「トレーシングペーパー」の略で、半透明の紙です。 建築業者などに図面を渡すときは、トレペに描いた図面(原図)から「青焼き」をして渡します。 (一般的なコピー機も当時からありましたが、青焼きの方がだいぶ安いので) 原図の下に、専用の感光紙を敷き、上から光を当てて図面を写したものを「青焼き」と言います。 トレペは半透明なので、線(鉛筆の粉)のある部分とない部分で光の当り方が変るため、光の強く当った所は薄い色に、光が弱く当った所は濃い色になり、図面を写すことが出来るのです。 この色が青い色なので、「青焼き」と言います。 つまり・・・ 『トレペに光を遮る物があると、青焼きには色が着く』 ということになります。 (説明長くて長くてすみません) ――――――――――――――― 大事な寸法を間違えれば描直しなんてこともあって、慎重に線を引かなければなりません。 机でコーヒーを飲むなんてもってのほかです。
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