ある日の少女

2/4
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
午前2時25分私は死にました。 いや、ちゃんと言えば車に撥ねられました。 ええ、そうです。 ダンプカーにです。 バイト帰りに横断歩道を歩いているときに撥ねられました。 ちゃんと青信号で渡ったのに! 目の前に私の死体があります。 ダンプカーに撥ねられたのであまり原形はありません。 ぐちゃぐちゃです。 何故、私が見ているのか。 それは、私が幽霊だからです。 いきなりオカルトかよってツッコミを入れた方、あながち間違いではないです。 そんな事よりも、私は気になる事があります。 何故、私の死体に黒ずくめの男性がいらっしゃるのでしょう。 私はまだそういう関係の方とは面識は無いはずです。 「ちょっとあんた。」 いきなり呼び止められました。 振り向けば、くわえ煙草のけだるそうな男の人がいらっしゃいました。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!