ある日の少女

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「あー……それ悪魔のせいかもよ?」 そう聞いて私はびっくりしました。 男の人は大まじめな顔で、ファンシーな事を言うのですから。 私は思わず笑ってしました。 男の人は照れ臭そうに頭を掻きました。 歯切れの悪い言葉が出てきます。 「…俺、天使なんだわ。まぁ、こんなオッサンがファンシーな事言ったらそりゃあ笑うわな。だけどよ、これは本当の事なんだ。」 この黒ずくめの男の人が天使だなんて、誰が想像したでしょうか。 私はびっくりして男の人をみました。 その人が言うには、天使は黒で悪魔は白なんだそうです。 なので目の前にいらっしゃるこの人は天使らしいのです。(自称かも知れないので、らしいにしておきます。) その自称天使さんは私を救いにきた救世主だそうです。 私は正直そんな事を信じてはいません。 私はこの世には神様や天使などと言う、昔の人達が造った妄想の物体は存在しないと信じていましたが、今日その事が嘘に終わりました。 目の前には天使(自称)さんがいるのですから。 私は一種のカルチャーショックに合いました。 頭の中が混乱してきました。 あああ もう何もかも解らない。 「いや、自称じゃなくて本当の天使だから。」 天使さんは小さく私にツッコミました。 そして天使さんは私に問います。 「なんかやり残した事ある?」
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