入学。

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やっと入学式が終わったかと思えば、 次の日はまた1.6キロの長い 道のりを歩いて学校に 行かなければいけないのだ。 だるい。 久しぶりの早起きだったから 気がつくと眠りについていた。 起きたのは朝の7時。 「直也もう朝よ。」 母のその一言で僕は目覚めた。 頭が真っ白になった。 「もう朝!?」 それからシャワー浴びて 着慣れてない制服を 時間をかけて着て… 初日から遅刻した……。 その日からの僕のあだ名は 「遅刻」 なんというシンプルで ムカつくあだ名なんだ。 これからずっと「遅刻」 とこの学校では呼ばれた。 例を上げると 「おーい遅刻! シャーペン貸して」 語り手として この話は腹がたつので こんな話はしたくない。 サラッと流す。 そんな生活を1年間ど田舎で 過ごした。
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