須らく

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外は夜なのか、それとも朝なのかもわからない、密閉された一室。 しかし比較的新しく見える換気口は天上に取り付けられており、酸素には困ることはない。 「なんなのよ...ほんとに...意味わからないよ... こんな...コトって...」 換気口の真隣に付属品のように並ぶ男の死体から、一定のリズムを刻みながら滴り落ちる血を見ながら、少女はブツブツと言葉を垂れる。
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