罷り通る

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「はぁ…はぁ…叫び過ぎて喉が痛いわ…。あれって何の演出よ…。」 桃色で髪の毛が肩まで届く位のセミロングの目が大きく整った顔立ちをした少女は、ひたすら叫んだ後に一人、小さな部屋の真ん中で呟いた。 「くそう…なめんじゃないわよォォォ!!」 手の届きそうで届かない男の死体を、とりあえず下へ降ろそうと近場にあった古びた箒でつついてみる。
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