エニうぇいな!

罷り通る

「気っ持ち悪!!なんなのあのキモ面!こっち見んじゃないわよ!」

少し時間がたって慣れてきてしまったのか、好奇心から色々な部位を突っついている少女が発すべき言葉ではないことを一人で叫ぶ。

「わっかんないわね…。ここって何処なわけ?」

何の変化も生じない、動かぬ肉塊に、早くもを感じてきたのか少女は箒を捨てて周りを見渡す。