いじめ…

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僕は、九州にある田舎で、 生まれた。 普通のサラリーマンの家で 育ち、元気だけが、 取り柄だった。 小学五年生になると、     僕は、親の薦めで、スポー ツ少年団に入り、サッカー を始めた。 僕は、ドンドン力をつけて 、周りを抜かしていった。 もちろん、それを気にくわ ない輩もでてきた。 それが、僕の人生を変える いじめへの、第一歩だった 。最初は軽い物だった。 グラウンドを走らされたり 、ジュースを買いに行かさ れたり。 何も抵抗しない自分を見て 徐々にエスカレートしてい く。周りは見て見ぬふり。 まだ、小学生と言うことで 、かわいいものだが、 中学に入ると、暴力まで、 付いてきた。休み時間にな ると、5人に囲まれて、 一人一発ずつ殴られて 誰のが、一番痛かった? そんなの答えられる訳が ない。 もしも答えたら、また殴ら れるのが、分かっていたか ら。 休みの日でも、僕には休む 暇さえなかった。 いつもの、いじめ軍団がき て、無理矢理たばこを吸わ されたり、万引きさせられ たり。もう死にたい! そんな言葉が僕の頭の中を 駆け巡る。 親にも言えない、先生にも 言えない。助けてくれる 友達もいない。
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