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やがてリラはある扉の前で立ち止まり、中に入っていった
マスターは3人に一言、
「健闘を祈る」
とだけ言うと、その扉の前を通り過ぎた
3人はその扉から東ホールに入る
するとそこはさっきの西ホールよりも広かった
直径は150メートル程だろうか
と言っても、その直径はくぼんでいる部分の直径で、その周りの客席のようなところまで合わせるとさらに広い
リラは客席を下りていったところからこちらを見ている
3人はそのままリラのところまで下りていった
リラは、3人が揃っているのを確認してから言った
「今からあなたたちの基礎戦闘力を見るわ。魔獣を1匹放つから、3人で倒してね。どんな方法でもおっけーだから。じゃあ1次試験スタート!」
「え!?もう!?」
ティナが焦っている間に、ドーム横の檻から魔獣が放たれた
その魔獣、体はライオンのようだが、鳥の頭と翼を持っている
全長約2メートル
高さは1.5メートル程だ
「なんだアイツ?ヘンなの」
ライトがのんびりと言った
「あれはグリフォン!翼は硬いから狙っちゃだめ!狙うなら腹部よ!」
ティナが叫んだ
「分かった!行くぞライト!」
「おう!あんなの楽勝だ!」
ノクトとライト、2人は駆け出した
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