No.3 それぞれの役割

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ノクトの言葉にライトは頷く そしてティナを見た 「ティナ、ノクトはああ言ってるんだけど?」 ティナはすぐには答えない 俯いたまま、何かを考えているようだ まだ険しい顔を崩してはいないものの、涙はもう消えていた やがてティナは顔を上げた 弱々しい顔で、上目遣いをして言う 「…また、会えるよね…?」 ノクトは一瞬驚いたような顔を見せたが、すぐに微笑んだ 「ああ。次会うのは魔獣を全滅させたときだ」 "魔獣を全滅させたとき"その言葉に、また俯くティナ いつになるか分からない曖昧な約束に、ティナは不安を覚えた …ううん、ノクトなら、きっと… それに、私達は私達で他のルートから手伝える その考えが浮かんだとき、ティナの表情は自然と緩んでいた 「分かった」 ティナが顔を上げずに言う それを見てノクトが謝る 「ごめ「謝るな。違うだろ?」 割り込んだのはライトだ その言葉に、ノクトは目を見張った そしてまた微笑みを浮かべると、言った 「そうだな。………ありがとう」
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