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「ノクト…約束、破るなよ」
町の人々の賑やかな声が聞こえる
「ああ。約束は守るためにあるんだからな」
ふと聞こえてくるのは、子供の泣き声
「じゃあ…またね」
犬が吠えているのが聞こえる
するとまた子供の泣き声が大きくなった
「ああ。………また」
ノクトは後ろを向いた
そして、ゆっくりと歩きだす
1歩1歩踏み締めながら
静かに
力強く
その後ろ姿を見ていたライトは、叫んだ
「ノクト!!次に会うときは絶対にお前に勝ってやる!!」
ノクトはピタッと歩みを止めると、振り返ることなく片手を上げた
そしてその手を下ろすと、また歩きだす
ライトとティナの2人は、その後ろ姿をずっと見ていた
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