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ノクトの背中を見送ったあと、ライトはすぐ隣にいるティナに目を向けた
ティナは胸の前で手を合わせ、祈るように俯いている
ライトはにっと笑うと、言った
「ティナ、オレ達はどうする?」
ティナは一度ビクッとして顔を上げた
「あ、え、……へ?」
どうやらティナはノクトのことで頭がいっぱいだったようだ
驚いたようにライトの顔を見上げる
「あ、ごめんごめん!えっと…私達はライトの理想を叶えるんだよね」
ティナはにっこり笑ってそう言った
「そうなるかな」
ライトは頷く
「じゃあ……あれ?ライトの理想は『みんなが笑って暮らせる世界』だったよね。言い換えると…『争いのない世界』。そして、争いの元は……魔獣?」
「いや、魔獣だけじゃない。だってさ、人と人との争いもあるじゃん?」
「あ、そっか。………じゃあ、かなり頑張らないとね」
「おう!頑張ってやる!」
ライトは知らず知らずのうちに拳を握り締めていた
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