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グランが何者なのかということについては諸説あり、どれが本当かは分かっていない
だが、グランが大陸を救い、そこに国をたてたという部分は全ての説で一致する
だから、グランは英雄として認められているのだ
当然だがライトはこういった詳しい事情は知らない
もとから持ち合わせた情報が少ないライトにとっては、情報収集は最優先事項であり苦手事項であった
「じゃあ、もうちょっと人がいるとこに行こっか。確か広場があったよね」
ティナが言った
ライトは渋々頷く
「りょーかーい……」
2人はまっすぐ広場へと向かった
途中でライトが何度か店から漂う食べ物の香りに負けそうになったものの、2人はどうにか広場に着いた
そこはレンガ敷きの広場で、中央には噴水がある
広場の形に合わせて円形に木が植えられており、ところどころにベンチも置いてある
まだ朝ではあったが、散歩をする人や走り回って遊ぶ子供達がいた
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