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「えーっと……どの人に聞いてみようかな?」
ティナが首を傾げる
「あの人なんかどうだ?」
ライトが小さく指差したのは、噴水の前に立っている体格のいい男性だ
噴水を眺めながら何かを考えているように見える
ティナはその男性の背中を見ながらぼそっとつぶやいた
「ちょっと恐いかも…」
「ん?」
ライトが聞き返すと、ティナはライトの方を見て慌てた様子で言った
「な、なんでもないよ!い、いこっ!」
「あ……」
振り返ろうとしたティナに影がかかる
ティナはピタリと動きを止めた
そして怯えるような表情でゆっくりと振り返る
「ん?小僧、お前カイのとこのか?」
「ひぃっ!………って……え?」
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