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いつの間にかティナの背後にいた男性
ライトが噴水の方を慌てて見るが、やはりそこには誰もいない
ライトには、それこそ"一瞬で"移動したように見えた
「速い………」
ライトが思わずつぶやきをもらした
その男性は今、ライトを見ている
「おい、話は聞いてたか?確か……ライト、だったか」
「え!?なんでオレの名前知ってんの!?」
「……まあ、覚えてなくてもしょうがねぇわな」
驚くライトとため息をつく男性
その間にいるティナは、驚きを隠せないながらも男性から距離をとった
つまり、ライトの隣に立った
男性は言った
「オレはガルっていうモンだ。カイにお前を引き渡したのはオレなんだ」
ライトの顔が一瞬にして曇る
「えっ!?」
ティナが声を出した
それに対してライトは……
真っ青な表情で下唇を噛み、うつむいていた
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