4人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
その日の朝、
君からメールが来ていた。
見たくなかった。
内容は、
『友達に戻れないかな?
先輩が忘れられない。』
だった。
『しょうがないよ。』
しか送れなかった。
引き留められなかった。
皆の前では泣きたくなかった。
ライヴの司会者が、
『5月5日ですね。』
と言った瞬間、
涙が溢れて止まんなかった。
もう逢えない。
もう一緒じゃない。
一緒に笑えない。
一緒にいれない。
悲しかった。
家に帰っても、
有るのは、
淋しく置いてある
彼女への誕生日プレゼント。
涙が溢れて出た。
最初のコメントを投稿しよう!