[起]承転結

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沙織さんは、目を伏せたままの妖艶な表情で煙を肩越しに吐き出すと、時間制限があるみたいにバシバシ質問を投げつけてきた。 「ランジェリーショップ、やりたいんでしょ?」 「……はい。」 「今までなんでやらなかったの?店員とかなら、直ぐ出来るじゃない。」 「中途半端に、手を出したくなかったので…」 「完璧にやるには何が足りなかったの?」 「…、お金です。自分でお店を持ちたかったので。」 「そう。で、何でランジェリーショップなの?」 「好きなのは勿論ですが…、[極上の接客]に憧れて。ランジェリーにお金をかける人に…通用する接客がしてみたいんです。」 「ところであなた……、[行為]は好き?」 「………え?」 「知らばっくれないで。ここにはオンナしか居ないんだから、早く答えて。」 「……好きです。」 「上等。」 .
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