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もうフラフラになりながら背を向けて下着をつけていた私の名前を、仰向けになったまま動かないリヒトが呼ぶ。
「ん?」
「…ごーかく。」
少しバカにした感じ、吐き捨てる様に言い放つ。
「…どして?」
結果的には……ただただ情けない自分を晒しただけ。
「お前、エロくなりそうだから。」
なに、その合格理由。
振り向いて追求しようとしたら、リヒトはきっちり目を閉じていて。
不意に視界に飛び込んできた[彼の特徴]に、ココロの中で悪態をついた。
何よ……そんな長いまつげしちゃってさ、ずるいよ。
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