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「いらっしゃいませ。」
30代働き盛りのキャリアウーマン風。
「お仕事終わりですか?」
21時。
ファンデーションは度重なる化粧直しのせいで少しよれ、目の下のクマはコンシーラーでも隠れない。
「少しだけ……、いかがですか?」
片目をつぶってシャンパングラスを揺らして見せた。
彼女の顔つきがぱーーーっと明るくなる。
シャンパンを飲みながら、下着の趣味、色の好み、普段の服装から…会社の愚痴まで、まるでカフェでまったりしているかのように会話した。
そんな彼女には。
下着を見るたび、ホッと一息つけるような、色鮮やかな小花柄の可愛らしいブラ&ショーツを勧めた。
レースをふんだんに使っているアイテムは大人の贅沢。
シリーズで揃えているキャミソールを出した頃には、彼女の瞳は少女の様に輝いてた。
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