起[承]転結

2/4

9432人が本棚に入れています
本棚に追加
/661ページ
「いらっしゃいませ。」 30代働き盛りのキャリアウーマン風。 「お仕事終わりですか?」 21時。 ファンデーションは度重なる化粧直しのせいで少しよれ、目の下のクマはコンシーラーでも隠れない。 「少しだけ……、いかがですか?」 片目をつぶってシャンパングラスを揺らして見せた。 彼女の顔つきがぱーーーっと明るくなる。 シャンパンを飲みながら、下着の趣味、色の好み、普段の服装から…会社の愚痴まで、まるでカフェでまったりしているかのように会話した。 そんな彼女には。 下着を見るたび、ホッと一息つけるような、色鮮やかな小花柄の可愛らしいブラ&ショーツを勧めた。 レースをふんだんに使っているアイテムは大人の贅沢。 シリーズで揃えているキャミソールを出した頃には、彼女の瞳は少女の様に輝いてた。 .
/661ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9432人が本棚に入れています
本棚に追加