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ドンッッッ!
「いてて…え!?夏樹!?も、もひかして、のい先生との話…。」
驚きすぎて、もひかしてになってるよ。
顔を真っ赤にして俯いてるから、つっこまないけどな。
「聞いちゃった。ごめん…」
「あ。いや、大丈夫。夏樹にも話そうとしてた事だし、逆に省けたひ!」
うん。
言いたいことは分かったから、少し落ち着いた方がいいと思う。
「あ。そか………。」
「夏樹、聞きたいことあるんじゃないの?なんか、そわそわひてるよ?」
ツッコミたくてそわそわしてるんだけどね。
だって、また『し』が『ひ』になってるしね。
まぁ、言わないけど。
「バ…バレた?」
「言ってみな。」
亡くなってからも、空良さんを愛していたらしいけど、じゃあ何故、美井さんと結婚できたのか?
と、尋ねてみた。
「ん~?その質問私もお父さんに聞いたんだけどね、お母さんが、亡くなる前に『私ね、生きてみせる。でもね、もし本当にダメだったら、ミィに冷太頼むわね。私が死んだら、冷太はミィと結婚してね!これ、空良様の命令よ。見ず知らずの人に冷太とられるくらいなら、ミィに任せたいの。』って言ったらしいよ。」
「それで?」
「それで、三日後にお母さんが亡くなって、2人は結婚したのよ。」
「その約束っつか命令か。を守ったわけ?」
「2人ともいいよ。って言ったみたい。」
ふーん。
「もし、美井さんのことが無理で条件をのめなかったら?」
「それが無理なら、一生独身でいろ!!って言ったらしいよ(笑)」
ぷぷっ(´ψψ`)
「まじか!!おもろい母ちゃんだな。」
でも、俺なら一生独身選ぶかな。
「でもね、亡くなる前日に『あ…あの命令は、冗談だからね。好きになれた人と結婚していいんだからね…』って言ったんだって。」
冗談…か。
きっと、本気で言ったんだと思う。
なら……………
「優しい人だったんだな。だったら俺も、空良さんの分まで長生きすっかな!」
「おぅ。そうしろ!そうしろ!期待してんぞ。」
「「あははははは!」」
その後俺たちは、爆笑しまくった。
そして、未来は帰った。
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