春風の歌声

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春風の歌声

「る~🎵~」 楽しそうな歌声が自然と耳に入る。 自分は一応歌唱科に入る予定だ・・「~~く~ん。」 「?」頭の中ではてなが浮かび上がる、誰かが呼んでいる。それも良く聞き覚えのある声が。 「お~と~く~ん~まってよぉ~」 なんだか泣きながら僕のことを呼んでいる。 ちなみに僕の名前は「音弥」大抵の人は「音くん」と呼ぶ。 で今さっきから僕のことを呼んでいる子が僕の幼なじみであり偉大な音楽家、ヴェンの実の娘である、名前は「魅歌」みかと読む名前の意味的には歌で魅了するとかそんな意味あいだろうか? 「音くん?」 気づいたら魅歌が不思議そうに俺の顔を覗いていた、まるで大丈夫と問い掛ける子供見たいな顔で見てくるから何ともかわいい。 「何だ?魅歌」 「えっとね・・・・音くんがね、何考えてるのかなって顔をみてたの」 「で?俺の顔を見て何かわかったのか?」
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