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目を覚ますと、目の前に巨大なコップがあった。
自分の身長よりも遥かに高い、まるで高層ビルのように見える。
亜美は驚いて飛び起きた。
そして辺りを見回す。
亜美の目に写ったのは、今までとはまるで違う、全てのものが巨大な世界だった。
ー巨大な花瓶。
ー巨大な本。
ー巨大な箸。
ー巨大な皿。
彼女が今いるのも、白く塗られたテーブルの上だった。
ー頭が混乱していた。
どういうこと?
何で全部おっきくなってるの?
いや、周りのものが巨大になった訳じゃない。
いきなり、テーブルの下から巨大な顔がにゅっと出てきた。
「きゃっ」
短く悲鳴をあげ、後ずさりする。
ー何なの?この巨人。
巨人は可愛いらしい顔で震える亜美を見下ろすと、優しく声をかけた。
「今日からあなたは私のペットよ」
その日亜美はまるで小人のように小さくなり、
その日から彼女のペットとなる。
ーペット
永遠に終わらない、拷問の始まり。

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