cat。4

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チュンチュン 朝の日差しがキツイ・・・。 今日は仕事がオフの日。 久しぶりにゆっくり寝れる・・・と思いもう一度睡魔にのまれようとしたのに 『にゃ』 にゃ?誰やねんふざけとんのは・・・とうっすら目を開くと黒猫のドアップ。 回転の鈍い頭で必死に考えて思い出した。 子猫を拾ったんやと。 『んにー』 黒猫・・・もとい、すばるは俺の胸の上に乗っかっとる。 「すばるー?俺今日はオフやねん。もう少し寝さしてくれや・・・」 『にゃー』ポフッ 「ふがっ!?」 寝る体制になったらすばるから肉球でパンチされた。というより踏まれたって感じやな。 「・・・だー!わかった、わかった。」 顔の上に前足を乗せていたすばるをヒョイッと抱き上げ起き上がる。うわっ・・・まだ8時やん・・・。 『にゃー』 「あれ?あとの二匹はどないした?」 『にゃー』 「ん?」 俺の腕から降りてリビングに続く廊下を歩いていくすばる。ついてこいと? 『にゃー』 「はいはい」 すばるについて行きリビングに入ると1番日当たりのいい場所に毛の塊・・・いや、子猫が寝とった。 「なんや、亮も章大も寝とるんかい」 『にゃー』 「んで、お前は暇やから俺を起こしたと・・・」 『にゃっ!』 「・・・」 正解!みたいな目で見られても・・・。
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