cat。2

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やっと、家についたー。 こんなに走ったのは久々やで。 「マルー、タオル大量に持ってこい」 「かしこまりっ」 「大倉はお湯沸かして」 「はぁい」 黒と灰色の子猫を降ろして走ってった。 「ん?」 黒と灰色の子猫が俺を見上げとる。なんや? ・・・あ、こいつか。 「心配せんでも大丈夫やで?すぐ元気になるわ」 「持ってきましたー!」 「おー・・・どんだけやねん!?大量すぎるやろ!」 「ありとあらゆる所から引っ張り出してきました!」 「・・・まあ、ええわ」 マルに呆れつつ1番フカフカなタオルに白い子猫を寝かせる。 ・・・かなり冷えこんどるな。 「とりあえずタオルで包んで・・・」 「あきません!待ちなさーい!」 「・・・何してんねん」 「後の二匹も拭こうとしたら逃げるんですよー」 「やからってドタバタせんでええやろ・・・」 黒と灰色はソファーの後ろからこっちの様子を伺っとる。 相当人間が嫌いなんか、ただの人見知りなんか? 「ほら、拭いたるからこっち来ー」 トコトコ 「おわ、横山くんには来るんやね」 「ちょっとは信頼してくれとるんか?」
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