cat。2

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寄ってきた・・・と思ったら 「何この一定の距離」 傍にはこんねんな。 「拭かれへんやん」 プイッ カチンッ 「ええ度胸してるやんけ」 可愛くない子猫やなー。 けど、濡れたまま歩き回ったら風邪ひくし・・・ 「おりゃっ!」 びくっ!? 『にっ!?』 灰色の方ゲット! わしゃわしゃと拭いてやる。 んで、 「マルー、バトンタッチ」 「はいはーい」 ドライヤーを持ったマルに渡す。 ゴオォォ びくっ!? ・・・めっちゃ暴れとるけどな(笑) 「あたたた、大人しくして下さいよー」 さーて、あとは黒いの・・・あれ?どこいった? そこにおったはずの黒い子猫がおらん。 「わっ!危なっ!」 「あ、大倉・・・・・・そこかい・・・」 いつの間に台所の方へいっとんねん。 「おらっ!風邪ひくからこっちへ来ー」 ・・・ 「無視かいっ!」 「もしかしてお腹空いてんの?」 『にゃ・・・』 「やっぱり、けど拭いて貰ってからなー」 あー、大倉がミルク持ってるからか。 おっ、こっちへ来た。 「早う乾かしたるからな」 「やっと出来たー」 「マル、もう一匹」 「・・・はぁい」
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