**Ⅲ**

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「そっ園子!」 びっくりした藤原さんは私の首の後ろに腕を入れて抱き起こした。 ………。 すぐ近くに藤原さんの顔がある。顔近いんですけど…。 藤原さんって近くで見ると本当にイケメンだ。 ボオッと見とれていたら、すごく心配そうな藤原さんと目があった。 その目はとても優しくて吸い込まれそう。 あと少しで唇が触れ合いそうになって 思わず、「わっ!」 と叫んでいた。 藤原さんは優しい目で私に微笑むと 「今日は我慢しますね!」 と、私から離れていった。 なんとなく寂しいな~って、私は変態か!! 一人突っ込みしていた。
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