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「私、なんでここに?」
急に不安感が襲ってきた。
確か・・・紫色の本を見ていたら、光に包み込まれて・・・・・
落ち着こうよ。ソノ。
私は自分に言い聞かせるように何度も繰り返し呟いていた。
クスクス・・・と笑い声が聞こえてきた方向を見ると、そこには狩衣姿の男の人が立っていた。
私はその人をマジマジとみてしまった。
よくみると、イケメン!切れ長の目で鼻筋も通ってるし、なんかフェロモン出まくってるんですけど・・・・・肌の色も白いし、などと自分の世界に入っていると、その人は私の傍に静かに座った。
にっこり微笑まれると、なんだか、前から知っているような感覚になってまたその人を見つめてしまった。
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