**Ⅲ**

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「ご機嫌はいかがですか?」 にっこり笑顔で藤原さんが入ってきた。 「お帰りなさい、藤原さん」 「園子、うたた寝ですね~。(笑)」 えっ?なんでバレた、思わずよだれがついてないか口元を拭ってしまう。 クスクスと笑う藤原さん。 「藤原さ~ん、意地悪なんだから!」 にこやかに微笑みながら藤原さんは言ってきた。 「そうですね~園子が他人行儀な呼び方を止めたら、優しくなりますよ?」 イケメンスマイルに悩殺されそう・・・・・ポッと頬が火照る顔を隠したくて、俯いてしまった。 はぁ、イケメンなあなたに目を合わせられるとすごくドキドキしちゃうんだもん💦 私の心臓ドキドキで耐えられない。 そんな事考えてたら、 「園子?あんまり可愛い顔してると接吻しちゃいますよ?」 むちゃくちゃ近くに顔を寄せて話かけてくる。 「うわっ!」 バタンと床に倒れてしまった自分・・・・い・・痛い・・・頭・・・・
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