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「ヤギ!私やっぱり無理だよ~。」 無理やり腕を引っ張られて、文芸部に連行される前田園子ことソノです。 「ソノ!大丈夫だって、詩とかなんも書けなくていいって!ただ、入ってくれればいいからさ。」 ズルズルと引きずられ、文芸部の部室の前に到着してしまった。 文芸部とは、年に一回詩や短歌・俳句・小説などを一冊の本に載せて発行したり一般の公募に投稿したりする部活らしい。 と、ヤギに説明されながらここまできた私。 私には全く文章を書く才能はないのだが、なにぶん、文芸部はヤギと私を入れて今の所2名しかおらず私が入らないと部室の割り当てがなくなるらしく、強引に入る事になったのだった。
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