**Ⅰ**

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ヤギとわかれ家に着くと、自分の部屋に制服を着替えに入った。 紫色の本を机に置いて、部屋着に着替える。 しかし、私はなんでこの本欲しくなったのかな?椅子に座り考えてみるがわからない。 本をペラペラとめくって「なんも書いてないのにね。」 と、一言を言うと 何も書いていなかった本に文字が書いているのが見えた気がした。 あれ?目の錯覚? もう一度本を開くと、そこにはミミズののたくったような文字が書いてあった。 えっ?なんで?しかもこの文字百人一首とかの文字じゃん! 私は読めないよ~。 さっきまで何も書いていなかった本に文字があったなんて、意味わからない。 「明日ヤギに持ってってみせよっと。」 私は考えるのを止めて夕食の準備を始めようと部屋を出ようとしたら、 本が光始め、薄紫色の光が私を包み込んでくる。 思考回路停止・・・な・・何なの!? そう考えているうちに光は濃い紫色となり更に私を包み隠してしまい、そこで私の意識は途切れた。 紫色の本には、こう書かれていた。 園子は、眩い光に包み込まれ、平安の都へと旅立ったのだっただった。
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