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今日こそこの思いを伝えよう。
筒井志郎の気持ちは高ぶっていた。
そして放課後の学校。
夕日が君とこの世界を赤く染めあげている。
意を決して僕は伝えた。
君は驚いた顔をし、間もなく頬に一筋の涙を走らせた。
「嬉しい…私のことを想っててくれて…。
好きよ…私もあなたのことが好き」
そう言い君は僕を抱きしめた。
僕はすらりとした君の体に手をまわしゆっくりと力を込めた。
そして…
スタッフロールが流れ始めた。
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