2、敵は教室に有

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動揺したまま右手を外そうとして目に入ったのは彼女の腕に残る真新しい痣だった。 そのまま固まったように凝視してしまう。 「あー、これ?なんか朝起きたら出来てたんだ。わたし寝像悪いからどこかにぶつけたのかも」 委員長が痣の部分を見ながら軽く笑った。 「あのさ…それ、痛くないの?」 俺はヒヤリとしながら聞く。 何か、やな予感…。
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