2、敵は教室に有
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大きなため息とともに、偶然とはいえ女子の部屋に勝手に侵入してしまったことが大きく俺を打ちのめした。 しかも、痣まで。 もう、さいてー。 「…あのー」再び彼女は言いにくそうに俺に声をかけた。 疲れ果てた俺が目にしたのはまだ彼女の腕を握りしめたままの自分の手だった。
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