幼き日々

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―遠い記憶。 それは、俺が5歳くらいの時のこと。 『伶くんの血、おいしそう。 少しだけ、舐めてもいーい?』 『え?』 『僕の血もあげるから…ね?』 『………うん。いーよ。』 『いただきまーす』 渚の牙が首筋にゆっくりと刺さる。 そして、血を吸われる、くすぐったいような、気持ちいような感覚。
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