48人が本棚に入れています
本棚に追加
さて、
今俺は縁側で、ボケーっとハルヒに見られれば間違いなく
『マヌケ面っ!』と言われるだろう顔をして腰をおろしている。
頭に浮かんでくるのは今朝の夢。
ハルヒが夢に出てきた事は覚えているが、内容はからっきし思い出せん。
「はぁ……」
腕枕を組寝転がる。されど、良い案は出ず。
思い出せ、俺。
涼宮ハルヒが学校から消失したとき、俺は何をした?
(何って、ハルヒの事を尋ねて回ってメンバーを探して、部室に行って……)
そこで俺はガバッと体を起こす。
そうか、パソコンが無かったあの部室で長門のメッセージが見つかったのは……。
「本だ」
本を探そう。
「お待たせ」
その時、土を摩る音と共に霊夢が地に舞い降りた。
「どうだった」
「こんなものしかなかったけど……」
最初のコメントを投稿しよう!