常識にとらわれぬ地、幻想郷

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さて、 今俺は縁側で、ボケーっとハルヒに見られれば間違いなく 『マヌケ面っ!』と言われるだろう顔をして腰をおろしている。 頭に浮かんでくるのは今朝の夢。 ハルヒが夢に出てきた事は覚えているが、内容はからっきし思い出せん。 「はぁ……」 腕枕を組寝転がる。されど、良い案は出ず。 思い出せ、俺。 涼宮ハルヒが学校から消失したとき、俺は何をした? (何って、ハルヒの事を尋ねて回ってメンバーを探して、部室に行って……) そこで俺はガバッと体を起こす。 そうか、パソコンが無かったあの部室で長門のメッセージが見つかったのは……。 「本だ」 本を探そう。 「お待たせ」 その時、土を摩る音と共に霊夢が地に舞い降りた。 「どうだった」 「こんなものしかなかったけど……」
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