オヒメサマ

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「なんだ、セシル。またあのオヒメサマか…」 サイが俺に対して呼びかける。 「あぁ、どうもまた呼び出しらしい」 「全く、貴様のオヒメサマ症候群にも困ったものだぜ…」 そう言われると、俺の方も答えづらい… 俺は俗に言う「ブラッディーナイト」というヤツだ。 世間一般のバーサーカーとはちょっと違う。 モンスターの血を使う事が出来る。 もちろん自分の血でもできるがな…。 オヒメサマは俺の研究対象だ。 オヒメサマの特徴その1 オヒメサマが死ぬとオヒメサマに直接関与した全ての人間がオヒメサマに関する記憶を失う。 つまり話しちゃったりするとオヒメサマの事はキレイに忘れちまうのさ。 おかげでセリアなんかコタツや色んなモノをもらったのにすっかり忘れてやがる。 オヒメサマの特徴その2 死んでも生き返る。 例えオヒメサマが絶命しても、必ずアラドのどこかにいる。 他人の空似なんかじゃない、何故か生き返る。 史上最強のランドランナーの攻撃を受けても次の日には平気でロトンのバイトをしてるから恐れ入る。 その3、オヒメサマは成長しない。 いや、少し語弊があるな…オヒメサマ自体は強くならない。どれだけ冒険しても強くならない。 しかし、覚える技は増えていき、死んでも覚えている。 つまり生き返ってもランタンファイアの火力は一緒だが、生まれ変わるとフレイムストライクが使えてる。 ちなみにオヒメサマの職業は魔道とエレマスの合いの子…エレメントファニタリー…エレファニだ。
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