始まり『1』

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2000年夏 新宿の交差点。 孝平『静也。』 静也『すまない。孝平。』 孝平『自首しよう?』 静也『友姫奈を頼む。』 孝平『静也~!!!』 友姫奈『あなた?あなた?大丈夫?』 孝平『夢か。必ず見る夢。もう10年か』 友姫奈『今夜は早く帰って来てね。由利亜が待ってるから。』 孝平『ああ分かってる。誕生日プレゼント買って帰るだけだね。』 由利亜『パパ~。』 孝平『由利亜。おはよう。』 由利亜『おはよ!ママ、パパ。』 何気ない家族の会話 けど由利亜は孝平の子供ではない 10年前行方不明の静也と友姫奈の子供。 孝平は全て嘘をつき 結婚。 秘密を抱えて生きていた。 友姫奈『あなた。今朝手紙が来ていたわ。』 孝平『手紙?ありがと。会社で読むかな。』 由利亜『パパ。ラブレター?』 孝平『違うよ。由利亜。パパ、モテないから(笑)』 由利亜『なんだぁ~ガッカリ。』 友姫奈『由利亜、パパを困らせないの。』 由利亜『は~い』 孝平『じゃあ行ってきます。』 由利亜、友姫奈 『行ってらっしゃい』
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