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「あぁ~暑い~」
今、七志は蒸し暑い真夏の中、外を歩いているのだが
「おい!!何故、お前が居る!!紫稀!!」
(紫稀というのは数少ない俺が信頼できる人の一人だ。
名前は武藤 紫稀(ムトウ キシ)
大金持ちの美少年です。
俺の召し使いです……嘘です……多分)
「え!?何でって七志がどこか行こうとしてたからついて来たんだが?」
紫稀は真顔で答えた
「いや……ついてくるなよ……てか、真顔で答えるな……」
「何で?も、もしかして七志……お前……」
紫稀は驚いた顔で七志を見る。
「な、なんだよ……」
七志から冷たい汗が出て場が固まる。
(も、もしかして紫稀気づかれたか?俺が義母にパシられたこと)
「七志……お前、俺をのけ者にして一人でナンパするつもりだな~!!」
「……アホか」
時間が動き出したと同時に七志は呆れて一人歩きだす。
「あ!!七志~図星だからって逃げるな~。待て~」
紫稀は七志を追いかける
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