§第1章§   

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「あぁ~暑い~」 今、七志は蒸し暑い真夏の中、外を歩いているのだが 「おい!!何故、お前が居る!!紫稀!!」 (紫稀というのは数少ない俺が信頼できる人の一人だ。 名前は武藤 紫稀(ムトウ キシ) 大金持ちの美少年です。 俺の召し使いです……嘘です……多分) 「え!?何でって七志がどこか行こうとしてたからついて来たんだが?」 紫稀は真顔で答えた 「いや……ついてくるなよ……てか、真顔で答えるな……」 「何で?も、もしかして七志……お前……」 紫稀は驚いた顔で七志を見る。 「な、なんだよ……」 七志から冷たい汗が出て場が固まる。 (も、もしかして紫稀気づかれたか?俺が義母にパシられたこと) 「七志……お前、俺をのけ者にして一人でナンパするつもりだな~!!」 「……アホか」 時間が動き出したと同時に七志は呆れて一人歩きだす。 「あ!!七志~図星だからって逃げるな~。待て~」 紫稀は七志を追いかける  
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