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「そう言えば、この武器ってなんだろう?」
そうしてシュンは武器に目をやる。
右手に持っていたのはなにやら大きなナイフのようだった。
大きく湾曲した刃は鈍く光っている。
そしてちょっと重い。
「結構、重いな……。」
本当にこれで自分は戦えるのか。
しかしすぐにそんな考えを胸の奥に押し込む。
「やってみなけりゃわからないしな。」
そう言って剣を鞘に収める。
「こっちのは盾か…。」
そして逆の手を見る。
やはり盾のようだった。しかも手で持つのでなくて、腕にはめるタイプらしい。
まぁ、実際にやってみなけりゃわからない事だらけだけどな。
「よし、とりあえずミズハのとこにいかないと。」
そう言ってシュンは村の方へ走り始めた。
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